八丈フルーツレモン
切り葉として使う
観葉植物として鉢で使う
日本一の生産量
葉が傷まないように
手作業で切る。
とげを落とす。
葉の大きさごとに分けて日本中に出荷する。 鉢ものとしても人気がある。 台風やバッタなどの虫、海からの塩を防ぐためにネットハウスを作るなどの工夫をしている。 暮らしを支える「島のお米」と呼ばれている。
① サンダーソニアの花から花き園芸(見る作物)を中心とした島の農業に興味をもつ。 |
指導上の留意点 | |
この花を見たことがありますか。八丈島で栽培している
かわいいお花。 グラフを見てください。島ではこのような花や葉の栽培が盛んなのです。
フェニックス・ロベレニーという作物が一番多い。
花や観葉植物以外では、アシタバが一番多い。 |
できれば本物の花を提示したい。農業というと農作物の
イメージが強いので、花や観葉植物を見せることで、 花き園芸という農業があることに気づかせ、八丈島では 花き園芸が盛んであることをとらえさせる。 |
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② ロベ農家の方の話から、気候に合った島の農業について調べる。 |
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八丈島のロベ農家の人の話から、ロベ作りについて調べましょう。 冬でも暖かい島の気候に合っている。 日本一の生産量で、国内のほとんどが八丈島産で、
一つ一つ手作業でとても大切に育てている。 畑ごとネットで囲み、台風などの強い風やバッタ、
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ロベは島の農業を支えている重要な作物であることから、「島のお米」と呼ばれていることにも触れるとよい。 実際にロベの切り葉が使われている場面(冠婚葬祭やコンサート、開店記念)などが提示できるとよい。 |
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③ アシタバ農家の取組から、工夫や努力について考える。 |
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アシタバは昔からの島の特産品です。健康にもよいというので、また見直されてきました。 いろいろな加工品が出ているね。そのままでは食べられないのかな・・・。 アシタバ農家の人の話から、工夫や努力について考えましょう。 八丈島は遠いから、生で出すのは大変。加工もさかんだ。魚と一緒だね。 冷蔵しながら送れるようになったから、生葉も送れるようになった。 やっぱり魚と一緒で、給食で食べてもらおうと思っている。 |
漁業との共通点を見出すことが出来るようにする。地理的な
条件から、加工をしてから出荷するところ、給食で子供たち に食べてもらいたいと思っている点などをおさえる。 |
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④ 八丈島の農業をしている人の思いや願いを考えまとめる。 |
ロベだけで、島の農業出荷額の56%を占めている。冠婚葬祭用の花や祭壇に使われることが多い。
消費地と距離が離れているという
ことで、粉末に加工されて
出荷されることが多い。
輸送技術の進歩により、
生葉の出荷も増えてきた。
アシタバは、昔から島の人に野菜として 食べられていたんだ。
栄養もあってとても おいしい野菜なんだよ。
健康食品としても 注目されているよ。
粉末にすると
運びやすかったり保存しやすかったりするから、
粉末に加工されることが多いよ。
でも葉のままのアシタバも
ぜひみんなに食べて欲しい。
一度食べた人が、
また食べたいって思ってくれるように心をこめて育てて、いい葉だけを選んでいるよ。
東京都に住む一人でも多くの人に
おいしいって食べて欲しいな。