東京の島々

大島

大島-島外観

【概要】

東京から約109km。太平洋に浮かぶ伊豆諸島の中で、最大の面積を誇っているのが大島です。
海洋の影響を強く受けることから年間を通じて気温の較差が小さく、温暖多湿な海洋性気候となっています。

島の中央にそびえるのは、古来、島民に「御神火様」と崇められてきた標高758mの活火山・三原山は、外輪山で囲まれた10平方キロメートルほどの砂漠といわれる火口原(カルデラ)があり、その中にあります。
地質は主に玄武岩で形成されていますが、たび重なる噴火により溶岩流や噴出物が随所に露出しています。

大島-元町港
(東京都港湾局提供)

<アクセス>

東京・竹芝桟橋から超高速船で約1時間45分
大型客船(夜行)で約8時間10分
熱海からの船便もあります

飛行機

羽田空港から約35分

調布飛行場から約25分

<人口>

(平成26年1月現在) 8,305人

<面積>

総面積91.06km2(東西約9km、南北約15km、周囲約52km )


水産物-生産額(大島)

水産物-生産量(大島)

【産業】

大島の経済は観光産業によるところが大きいですが、その温暖な気候や海に囲まれた環境を活かして農業や水産業も盛んです。

島の水産業でテングサやサザエなどの採貝藻漁業が主体。その他に、キンメダイやイサキなどの一本釣り漁業やイセエビの刺網漁業などが行われています。
又、大島には、水産に関する試験研究を行なう、東京都の機関や、伊豆諸島の海に放流するサザエやトコブシなどの稚貝を生産する栽培漁業センターがあります。
農業ではガーベラやブバルディアなどの花き園芸品が生産額の4割を占め、特にブバルディアは国内有数の産地となっています。
伊豆諸島の特産野菜の一つであるアシタバの生産が増加しています。

 

【特産物】

水産物では伊豆諸島特産のくさやが作られています。
また、古くから椿が自生していた大島では、椿の加工品が特産品として有名です。特に椿油は肌や髪のケアに使われますが、大島で作られるものは食用にもすることが可能です。
その成分の約90%がオレイン酸である椿油は健康にも良いとされ、また、香りも良いことから揚げ物などにも重宝されています。

利島

利島全景

【概要】

東京から南へ約134kmに位置する利島。島全体が村となっていますが、都内の区市町村の中で最も面積の小さい村です。

中央に標高508mの宮塚山をいただく円錐形の島影が美しく、また、表土は伊豆諸島の中で最も肥えており、島の約80%は椿の木に覆われているという緑豊かな環境。
島の椿はその本数20万本とも言われています。

利島全景
(東京都港湾局提供)

<アクセス>

東京・竹芝桟橋から超高速船で約2時間25分
大型客船(夜行)で約9時間40分
下田からの船便もあります

飛行機

大島からヘリコミューター約10分(毎日1往復)

<人口>(平成26年1月現在)

306人

<面積>

総面積4.12km2(周囲約8km)


水産物の生産額(利島)

水産物の生産量(利島)

【産業】

イセエビや貝類、海藻類を中心とした水産業が盛んです。
特にイセエビの生産額は、利島全体の6割前後を占めており、漁業の中心となっていることが分かります。
また、サクユリ、アシタバ、シドケなどの農業も行われています。
その他、椿油の生産は数百年の歴史があります。

【特産物】

水産物ではイセエビ、サザエが代表的です。
利島村漁業協同組合では、イセエビなら体重200g以上のもの、サザエも体重200g以上・殻長約10cm以上のものしか獲らないというルールになっているため、一般に市場に出回っているものより、いずれも大きさが異なります。
特にサザエの大きさには、目を見張ることでしょう。
また、数百年以上に渡って生産が続いている椿油は、利島を代表する特産品となっています。

新島・式根島

新島
新島全景
新島全景(東京都港湾局提供)
式根島
式根島全景 式根島全景(東京都港湾局提供)

【概要】

東京から約151kmの沖合に位置する新島と、その南西約6kmに浮かぶ式根島。その他の無人の小島が加わって、新島村となっています。

新島は北側の宮塚山と南側の向山の、二つの火山群が接合し、南北に延びたひょうたん型の島で、流紋岩を主体に形成され白砂の海岸の美しさに定評があります。
また、式根島は台地上の島で、新島と同じく流紋岩を主体に形成され、海岸は断崖ですが、出入りに富んだ海岸線が特徴的で、白砂青松の景勝が見事な島です。

<アクセス>

東京・竹芝桟橋から超高速船で約2時間55分
大型客船(夜行)で約10時間35分
下田からの船便もあります

飛行機

調布飛行場から約40分

<人口>(平成26年1月現在)

新島

2,390人

式根島

543人

<面積>

新島

総面積23.87km2
東西中央部で約2km、南北約11.5km、周囲約28.2km

式根島

総面積3.9km2

周囲約12km


水産物の生産額(新島・式根島)


水産物の生産量(新島・式根島)

【産業】

新島では漁業を中心に農業、くさや等の水産加工業が主な産業となっています。漁業は、キンメダイやイカを対象とした釣り、タカベ、イサキを対象とした刺網などの他、海藻や貝類、イセエビを対象とした漁業、定置網漁業が行われています。
式根島では、掘り込み式の池でシマアジやマダイといった高級魚の養殖も行われています。

農業では、アシタバ、サツマイモなどの農作物生産が中心。
サツマイモは農作物として出荷されるだけでなく、焼酎などの製造にも利用されています。

また、観光業では海水浴やサーフィンなどのマリンスポーツに加え、無料の温泉施設やバーベキュー場、キャンプ場があり、多くの若者や家族連れに利用されています。

【特産物】

新島の特産品といえば、まずくさやが挙げられます。
また、新島にはこの島でしか採れない「抗火石(コーガ石)」という特産石材があります。スポンジ状の構造をしているため水に浮き、ノコギリでも切れるほど柔らかい上に、耐火・耐震・耐酸性に優れた抗火石は、古くから耐火建材として重宝されてきました。
ちなみに渋谷駅の「モヤイ像」は、新島の抗火石で造られたオブジェです。

近年、建材としての利用は減りつつあるものの、タイルなど窯業原料として出荷される他、島の新たな特産品「新島ガラス」の原料に利用されています。
オリーブグリーンの色が美しい「新島ガラス」で作られたグラスや皿、一輪挿しなどは、近年、人気のお土産品です。

神津島

神津島全景

【概要】

東京から約170kmの海上に浮かぶ神津島は、伊豆諸島のほぼ中心に位置する島。その面積は、新宿区とほぼ同じです。
中央に天上山がそびえ、それより南へ高処山(こうしょざん)、秩父山と、らくだの背状に連なっています。島全体が平地に乏しく、特に東側は断崖絶壁となっています。

島名は、事代主神(ことしろぬしのかみ)という神様が伊豆の島々を作る際に、この島に神々を集めて相談したという伝説に由来。
島の中央に位置する標高572mの天上山は、その折に神々が集まり会議を開いた場所ともされています。

神津島港
(東京都港湾局提供)

<アクセス>

東京・竹芝桟橋から超高速船で約3時間45分
大型客船(夜行)で約12時間
下田からの船便もあります

飛行機

調布飛行場から約45分

<人口>(平成26年1月現在)

1,971人

<面積>

総面積18.87km2

東西約4km、南北約8km、周囲約22km


水産物の生産額(H25)


水産物の生産量(H25)

【産業】

神津島の基幹産業は、水産業と観光業。
水産業では、キンメダイを中心とした一本釣りに、沿岸ではタカベ建切網漁業やイカ釣り、イセエビの刺網、テングサやイギス(トサカノリ)などの海藻類など、幅広い漁業を行っています。
観光業では特に、その豊かな温泉資源を活用して露天風呂や温泉保養施設などを整備し、活性化を図っています。
農業ではアシタバ、レザーファンなどの栽培が行われています。

【特産物】

加工品では、くさややところてんなど海産物を用いた品や、島焼酎などがあります。また、少し変わった加工品として、サメを利用したサメジャーキーといった商品も開発しています。

なお、神津島は良質な黒曜石の産地として知られている場所。
旧石器時代から、ヤジリや通貨などに用いられてきた黒曜石は、現在も装飾品や陶器などに加工され、神津島の定番人気の特産品となっています。

三宅島

三宅島

【概要】

三宅島は、東京から南に約180kmに位置する、ほぼ円形の島です。
温暖多湿な海洋性気候で、年間の平均気温は約17.5℃という恵まれた自然環境にあり、観光業や農業が盛んに行われていましたが、平成12年にはじまった雄山の噴火で一時、全島避難を強いられることに。

平成17年2月に避難指示が解除され、以降、島民も島に戻りましたが、火山ガスの放出は、現在もまだ継続しております。

三宅島
(東京都港湾局提供)

<アクセス>

東京・竹芝桟橋から大型客船(夜行)で約6時間30分

飛行機

調布飛行場から約50分

<人口>(平成26年1月現在)

2,738人

<面積>

総面積55.50km2

周囲約38km


水産物の生産額(H25)

水産物の生産量(H25)

【産業】

平成12年の噴火災害や約4年半に及ぶ避難生活で、島の産業は様々な影響を受けました。

現在、漁業ではキンメダイなどを対象とした一本釣り漁業、カツオ、マグロなどを対象としたひき縄、 テングサなどの採藻といった漁業が営まれていますが、海藻や貝類の水揚げは噴火災害前の水準には回復していません。

農業では、火山性ガスが作物に深刻な影響を及ぼしました。

現在は、比較的火山性ガスに強いアシタバ・サトイモ、サツマイモなどの作付けと、コリディリーネやキキョウランなど花き類の生産が主になっています。

【特産物】

三宅島のテングサ「オオブサ」は、最高品質の「三宅島ブランド」として全国的にも有名。現在の生産量はまだ少ないものの、今後、生産量の回復が期待されています。

また、水産加工品のくさやや、農作物のアシタバは栽培面積、出荷量も順調に回復。加えてパッションフルーツ栽培など、新たな特産品作りもスタートしています。

御蔵島

御蔵島

【概要】

東京から南に約200kmの沖合、黒潮本流の真っただ中に位置する御蔵島。東京の港区とほぼ面積を同じくする島です。
中央には標高851mの御山をいただいたほぼ円形・鐘状の島影は、「お椀を伏せたよう」とも形容され、島全体が一つの山岳のようにも見えます。

その急峻な地形はスダジイ、タブノキなどの森林に覆われており、島内には幹廻り5mを超える巨樹も点在しており、10mを超える日本一のシイの木も存在します。
火山活動が5000年以上確認されないことから、御蔵島には安定した豊かな自然が広がっています。
例えばスダジイ林はオオミズナギドリの世界有数の繁殖地。また、ニオイエビネランが原生する島としても有名です。
さらに沿岸海域はミナミバンドウイルカの生息地にもなっています。

温暖多湿な海洋性気候で、水資源が豊富であることも特徴的。その水資源を活用し、伊豆諸島で唯一、水力発電施設を有しています。

御蔵島
(東京都港湾局提供)

<アクセス>

東京・竹芝桟橋から大型客船(夜行)で約7時間40分

飛行機

三宅島からヘリコミューターで約10分

八丈島から約25分

<人口>(平成26年1月現在)

315人

<面積>

総面積20.58km2

周囲約16.4km


水産物の生産額(H25)


水産物の生産量(H25)

【産業】

主な産業は漁業・観光と、恵まれた森林資源を利用したツゲ、クワなどの林業などの林業です。
漁業は、キンメダイなどの一本釣り、カツオなどの曳縄、タカベなどの刺網が行われています。
また、島の急峻な地形により、耕作可能な農地は少ないが、長軸アシタバ、固有原生種であるニオイエビネランの生産に努めています。

なお、平成16年度からは「御蔵島エコツーリズム」が実施され、巨樹の森やイルカウォッチングなどの観光利用も促進しています。
適正なルールにのっとって貴重な自然環境を守りながら、観光産業にも力を入れています。

【特産物】

御蔵島には豊かな森林が広がっていることから、原生するツゲを利用した木工製品が有名です。
こけしや将棋の駒、表札、印鑑などに利用されています。

また、御蔵島は伊豆諸島で唯一、わき水が産出する島。美味しいと評判の大島分川(御蔵島字川田)の水は、ミネラルウォーターとして販売されています。

八丈島

八丈島全景

【概要】

八丈島は東京の南、約287kmの沖に位置します。
富士火山地帯に属する火山島であり、南東部には三原山、北西部には伊豆諸島で最も高い八丈富士(854m)を有しています。

黒潮暖流の影響を受けた海洋性気候で、年間の平均気温は約18.4℃。高温多湿で雨の多いのが特徴です。黒潮は、八丈島に漂流・漂着の文化をもたらしました。
八丈島の北西約7.5kmには、昭和44年に無人島となった八丈小島があります。

八丈島では、縄文・弥生時代から人が暮らしていたことを裏付ける遺跡が発掘されています。また、鎌倉時代から本土の支配を受けるようになりました。

八丈島全景
(東京都港湾局提供)

<アクセス>

東京・竹芝桟橋から大型客船(夜行)で約10時間30分

飛行機

羽田空港から約55分

<人口>(平成26年1月現在)

8,016人

<面積>

総面積69.5km2

周囲約58.9km


水産物の生産額(H25)


水産物の生産量

【産業】

八丈島の主産業は、水産業・農業・観光業です。
八丈島は伊豆諸島で最も水産業の盛んな島で、カツオ、トビウオ(ハマトビウオ)、キンメダイを中心にメダイ、アオダイ、ムロアジ、カンパチなど多彩な漁獲があります。

農業も八丈島が伊豆諸島随一の生産額を誇ります。また、都内市区町村の中でも3番目の生産額となっています。中心となるのは、花き類園芸。特にフェニックス・ロベレニーの切り葉で、八丈島産のものが市場をほぼ独占しています。
最近では、ロベレニーのみに頼らない農業を目指して、レザーファンをはじめとする多品目生産の取り組みが進んでいます。
アシタバは、主に生食用よりも加工品向けとして生産されています。

黄八丈

【特産物】

八丈島の伝統工芸品として有名なのが、江戸時代にはすでに八丈島特産の絹織物としてブランドを確立していた「黄八丈」です。
これは、八丈島に自生する植物を染料とした草木染めで、黄色・樺色・黒色の3色に染上げられた絹糸を、手織りで織り上げるもの。
現在でも、一つ一つ丁寧に手織りによって作られています。
昭和52年に国の伝統的工芸品に指定されました。

その他、アシタバの加工品、くさや、焼酎などが特産品として挙げられます。

青ヶ島

青ヶ島全景

【概要】

東京の南方約358km、八丈島の南約70kmに位置する青ヶ島は、伊豆諸島最南端の有人島。
日本で最も人口が少ない地方自治体です。

島の地形は、カルデラを有する典型的な二重火山で、外輪山とそのほぼ中央にできた内輪山で構成されています。この内輪山は、1780年から5年間かけて起こった大噴火によって生まれました。
二つの火山口が同心円を描いた二重式小型火山は、世界的にもめずらしいものです。

カルデラ内のあちこちから噴気が出ており、地熱を利用した施設「地熱サウナ風呂」があります。島民にはもちろん観光客にも多く利用されています。

青ヶ島遠景
(東京都港湾局提供)

<アクセス>

八丈島から連絡船で約2時間30分

飛行機

八丈島からヘリコミューターで約20分

<人口>(平成26年1月現在)

170人

<面積>

総面積6.0km2

周囲約9.4km


水産物の生産額(H25)

水産物の生産量(H25)

【産業】

主な産業は、農業・水産業。
農業では、トウガラシ・サツマイモなどの野菜類と、フェニックス・ロベレニー、オオタニワタリなどの花き類(切り葉)の生産が中心です。

また、畜産では黒毛和牛の繁殖も盛んに営まれています。
青ヶ島では、黒毛和牛の親牛に子牛を生ませ、生まれた子牛を数ヶ月育てた後、肥育農家に販売しています。また、その糞は農業用堆肥として大切に利用されています。

水産業ではマグロのひき縄漁業、トビウオの流し刺し網漁業などが行われています。

【特産物】

島の言葉で「ひんぎゃ」とは、火山噴気孔のこと。青ヶ島の島内随所には「ひんぎゃ」があり、そこから噴き出す蒸気熱を利用して、塩を製造しています。
黒潮本流の真っただ中にある青ヶ島では、その海水をくみ上げ、「ひんぎゃ」の熱を利用して約3週間にわたって、ゆっくりと水分を蒸発させるのです。
時間をかけて結晶化することから、精製塩のような刺激の強い塩辛さではなく、まろやかで塩の旨みを存分に感じられる塩になります。
他の海水自然塩に比べて、特にカルシウムが多いのも特徴です。

また、今だほとんどの工程を人の手で行っている焼酎や、トビウオの薫製などの加工品も特産品として有名です。

小笠原諸島 父島・母島

父島

父島

父島・扇浦
(東京都港湾局提供)

【概要】

父島は、東京の南方約980kmにある小笠原諸島の中でも最も大きな島です。島のほぼ中央に位置する標高319mの中央山から四方に山稜が走り、周囲はほとんどが切り立った崖となっています。

母島は、父島の南方約50kmに位置する南北に細長い島で、島のほぼ中央の乳房山(標高463m)から南北に山稜が走りますが、南部には比較的平坦な丘陵地が広がっています。

海底火山活動によって誕生した島で、一度も大陸とつながったことがないため、独自の自然環境が育まれ、多くの固有種を有するのが特徴。
また、亜熱帯気候と海洋性気候に属するため、温暖多湿。年間を通して気温の較差が少なく、冬でも比較的温かく過ごすことができます。

小笠原の発見から現在に至るまでの歴史、この島でしか見られない固有の生物など、独自の文化と自然が存在します。特にその自然は、2011年6月にユネスコ世界自然遺産に登録されました。

父島には水産に関する試験研究を行う東京都の機関があります。

母島

母島

母島・二見漁港遠景 (東京都港湾局提供)

<アクセス>

父島

東京・竹芝桟橋から定期船で約25時間30分

母島

父島から定期船で約2時間10分

<人口>(平成26年1月現在)

父島

2,103人

母島 481人

<面積>

父島 総面積23.80km2
母島 総面積20.21km2

水産物の生産額(H25)

水産物の生産額

【産業】

水産業に加え、世界自然遺産にも指定された豊かな自然資源を活用した観光業、農業が中心となります。

水産業は、メカジキ、マグロなどを対象とした立て縄漁業、ハマダイなどを対象とした一本釣り漁業の他、イセエビ籠漁業、カメ漁業といった、小笠原特有の漁業が行われています。

農業では温暖な気候を活かしたパッションフルーツやマンゴー、レモンなどの果実類、ミニトマト、シカクマメなどの野菜類が生産されています。

観光業は、ダイビングやホエールウォッチング、ドルフィンスイムなどマリンスポーツに加え、島内のガイドツアーなども充実しています。

【特産物】

パッションフルーツやマンゴー、レモン、パパイヤなどのトロピカルフルーツを使った加工品や、サトウキビを原材料としたラム酒などが特産品として有名。
また、ラム酒にパッションフルーツを加えたパッションリキュールも人気です。

また、水産加工品も特産で、小笠原の海から採れる塩「島塩」や、マグロやタコの薫製、サワラのみりん干しなどがあります。

民芸品では、小笠原の「村の木」であるタコノキの葉を使った「タコノハ細工」が代表的。小物入れやペンケース、バッグなどがありますが、一つ一つが丁寧に手作業で作られ、使うほどに風合いが増す品となっています。

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