給食との連携
八丈島では、島で水揚げされたムロアジやトビウオなどを漁業協同組合女性部がミンチや切り身に加工し、学校給食の食材として提供する取組が行われています。この食材を社会科の授業「島のくらし」と合わせて給食に利用した結果、「授業の効果が高まった。」「給食の食べ残しが少なかった。」「普段魚を食べない児童が喜んで食べていた。」などのご意見をいただいています。
今回は東京都の島の水産業の魅力を伝えるとともに、このような給食との連携の取組の参考としていただくために、小学校4年生の「島のくらし」の指導計画案と資料、並びに栄養関係職員向けの参考資料を作成いたしました。
しかし、授業に合わせて給食の献立に入れていただくことができない場合も当然あると思います。そのような場合でも、授業で本コンテンツを参考にしていただければ、島の主要産業である水産業のことをお伝えできるのではないかと考えております。
八丈島漁業協同組合女性部では学校関係者からの需要になるべくお応えできるよう、給食用食材の供給を増加させる努力を行なっておりますが、原料となるムロアジやトビウオなどが天候等の理由により不漁となったり、供給量を上回る需要があった場合など、食材供給が困難となりご不便をおかけしている場合もあります。
このため、「島のくらし」の授業をきっかけとして給食との連携をご検討いただく場合には、お手数ですが、ご検討の段階で早目に栄養士などの栄養関係職員の方にご相談いただくことをお願いいたします。