ぎょしょく資料館漁師さんの工夫

コラム2 持続可能じぞくかのうな漁業に向けた取組

漁師さんは昔から水産物を末永すえながっていくために、水産物をくさないような様々な努力を行っているよ。
漁師さんの取組を見てみよう!


小さいものを守る取組

小さい魚をらずに大きくなってからるということは、当たり前だけどすごく大事なことだよね。みんなはマグロって知っているかな?中でもクロマグロは大きさに合わせて呼び名が変わるのだけれど、20㎏より小さいものをメジマグロ、それより大きいものをクロマグロと呼び分けたりするんだ。みんなはマグロって聞くときっと大きなマグロを思いだすと思う。漁師さんははりを大きくしたり、小さなマグロが多い場所をけたりして小さなマグロを守る取組をしているんだ。ほかにも大きなマグロがたまごむ時期に漁を休むことで、マグロの子供たちがえるような取組もしているんだよ。


メジマグロ

クロマグロ

小型キンメダイの再放流

りすぎない取組

例えば学校や公園の池の中のコイをクラスのみんなでったらあっという間に池にはコイがいなくなってしまうよね。実は海の中の魚たちにも限りがあって、同じようにたくさんの漁師さんたちが同じ種類の魚をりすぎてしまったら、海の中からその魚がいなくなってしまうんだ。
漁師さんたちはそうならないように、漁師さんの人数や使える道具(はりあみ、船など)の数を少なくすることで、ることをひかえているんだよ。
また、あらかじめることができる量を決めておくことも、りすぎないためには重要なんだ。クロマグロなども、実は全国でれる量が決められていて、りすぎないようにしているんだ。


池の中のコイを皆でったらどうなるかな?

クロマグロがれる量

水産物の資源しげん管理かんり

調査や調査結果に基づいた科学的根拠かがくてきこんきょをもって行う、資源しげんりすぎない取組を資源しげん管理かんりというんだ。水産物を将来しょうらいにわたって持続的じぞくてきに利用していくために水産物の量(資源しげん)を、科学的かがくてきな考え方にもとづいて管理かんりすることは、SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」を実現するための取組にもつながるんだよ。

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